■三限目
不二「そういう訳で、ナース不二子の快感クリニック第二回です!〜」
(のっけから桃色ナースコスで不二(三年)登場)
不二「このコーナーでは、貴方の身体の悩みにナース不二子がお答えします♪
本日のゲストはこちら、九州で左肩のリハビリ中の手塚国光さんです〜」
(患者姿で手塚登場)
手塚「……手塚です。不二、いったい何の真似だこれは」
(じろりと不二を睨みつける手塚)
不二「だから、ナース不二子の快感クリニックだって。
今日は手塚に肩のリハビリ方法を教えてあげようと思って……」
手塚「……そうなのか?」
(訝しげに不二の方を伺う)
不二「そうそう。じゃ、画面の前の皆様も期待して待ってるから、さっさと服を脱いでね」
手塚「…………」
(何か釈然としない様子で、上着に手をかける)
大和「ちょ、ちょっと待ってください……」
(杖を突いて登場。二限目のダメージよりなんとか復活。)
手塚「……大和部長!!!! ど、どうしてここに!!??」
(手塚、思わず脱ぎかけていた服を再び纏いなおす。横で眉を顰める不二)
大和「違いますよ、ここは僕のQ&Aコーナーです……ちゃんと次の質問も来てるんですから。
それは後で楽しんでくださいね。
……それと、手塚君、今の部長は君なんですから……」
手塚「! すみません!!」
(思わず頭を下げる手塚。苦笑する大和)
大和「謝るほどの事じゃありませんよ。そういうところは変わってませんねえ……
それに、君にそう呼ばれると昔を思い出しますし……」
手塚「はい……俺はあのころ、貴方に抱えきれないほどの恩を受けました……」
(二人の世界に入ろうとする大和と手塚)
不二「……それじゃあ第一問ー!!!」
(それを遮るように大声で質問を読む不二。びくっとする二人)
Q.「大和部長おすすめのお風呂グッズを教えて下さい。(動くオモチャから入浴剤まで、何でも)」
大和「えっと、そうですねえ……やはり日々のストレスを解消するためには
お風呂でリラックスすることが大切ですもんね……」
(ここはやっぱり期待に応えるべきだろうかと、ニヤリと微笑む大和)
不二「……スケ●イス、とか言ったら命はないものと思ってくださいね……」
(牽制)
大和「………………ええと………………」
(図星を突かれた様子で宙に目をそらす)
大和「じゃあ、青竹……とか」
不二「……はあ?」
(不二、呆れる)
大和「あれ? 知りませんか? 青竹踏み。
青竹を半分に割ってかまぼこみたいな形にした健康器具なんですが……
気持ちいいんですよあれ。足ツボマッサージみたいなもんですからね。
疲れてるときにやると本当に足が凝ってるんだなあ、って思いますもんねえ……」
手塚「さすが大和部長、しぶいところを抑えてますね……」
(純真な眼差し)
不二「………………」
(どこに突っ込んでいいかわからなくて二の句が告げない様子)
不二「えーと、とりえあず、……それって、お風呂グッズなんですか?」
大和「え、うちの家ではお風呂場に置いてあるんですが……」
不二「……もういいです。それ以上話さないで下さい」
(表情をコロッと変えて)
不二「ちなみに手塚はどんなお風呂グッズが好き?僕は姉さんに勧められたバスオイルなんか好きだな……。
柑橘系なんかよかったよ。夜ぐっすり眠れるようになるんだ」
手塚「……そうだな。強いていうならバス●リンかな」
不二「……ちょっと待った」
(恐る恐る、手塚のいった言葉を確かめるように)
不二「今、なんて言った?」
手塚「バスク●ンだ。クールタイプは夏場には最高だな。
特にスーパーミントの香り・アクアブルーのお湯はかなり良かったぞ。
風呂の後でもすっきりとした気分になって実に爽快だった」
(堂々と言う手塚。対してショックで涙目になる不二)
不二「……そんな……」
(よろめきながらふらふらと二、三歩あとずさる)
不二「そんな庶民派な君の答えなんて聞きたくなかった……!!!」
(涙を流しながらダッシュで逃げ出す)
手塚「……不二!?」
(不二を追うことも出来ず、ひたすら立ち尽くす手塚)
手塚「………………」
越前「……あの、ちょっと。さすがに今の答えは部長のイメージダウンだと思うんスけど」
(どこからともなくひょっこり登場)
手塚「ん? 越前か。急にどうした」
大和「あああ〜!!! 君は噂の可愛い次世代青学の柱君!!!!」
(注:当サイト的には大和×王子もプッシュします←節操無し)
越前「お風呂グッズ特集ってことで呼ばれたッス。
……やっぱり登別カルルスッスよ!!! ツ●ラの!! (10.5巻参照)」
(入浴剤片手に熱弁を振るう越前)
越前「で、邪魔者……じゃなくて不二先輩もいなくなったところで……
部長、是非俺と一緒に入ってくれませんか……?」
(さりげにリョ塚風味)
大和「じゃあ……是非僕がそのお風呂にご一緒しましょう……(じゅるり←涎の音)」
越前「!! ……あんたじゃないッス!!」
大和「ん〜〜何を恐がってるんですか〜〜?」
(息の荒い大和。さすがに警戒する王子)
越前「(びくっ)……手塚部長。この人、どーにかしてください……(うんざり)」
手塚「何を言ってるんだ越前。大和部長直々のお誘いを断るなんてもっての他だ!!
是非一緒に風呂に入って男の付き合いをして来い!!」
(手塚、大和の怪しいオーラに気付かず風呂を勧める)
越前「ま、待って下さい……こんな人と一緒に入ったら何されるか解ったもんじゃないッス!!」
大和「つれないですねえ……でもそんなところが僕のサド心を満たします……ハァハァ……」
手塚「そうだな、お前も一度、青学の柱としての心構えを大和部長に教えてもらうといいだろう」
(大和に関して恋は盲目状態の手塚)
越前「ぶ、部長!? 見捨てるつもりッスか!?」
大和「手塚君のお許しが出たところで、お風呂に行きましょうか〜
大丈夫ですよ、酷いことはしません……一緒のお湯を楽しむだけですからねえ〜〜〜!!」
越前「……!!」
(大和に引きずられていく)
手塚「ところで、登別カルルスの色はツムラの日本の名湯シリーズだと乳白色だが
本当のカルルス温泉の色は無色透明だ。さあ油断せずに行こう」
A.「青竹……(ってお風呂グッズじゃないからそれ)」
手塚「……部長も不二も越前もいないのだが……俺が勝手に続けていいのだろうか……」
(とりあえず質問を読む手塚)
手塚「こちらは……Jさんからの質問だ。むしろ、要望と言った方がよいかな……」
Q.「髭に触ってもいいですか?」
手塚「……大和部長は今越前と風呂に行ってしまったんだが……
しかし、大和部長のあの髭は確かに素晴らしいものを感じる。触ってみたい、摩擦感を楽しみたい、と言うのは解らないでもないが……」
(手塚無精髭フェチ疑惑発覚)
手塚「部長のポリシーは深遠すぎて俺のような若輩者には到底語りえないが……
本来、無精髭というのは無精がたたってのものなのだが
部長の髭はどこかこう衒学的でそこにあるのは無の境地、
髭を剃る意味も剃らない意味もどちらも存在ないといった存在自身の無意味、
それらは仏教でいえば悟りの境地、いわば修行を行う阿羅漢といった趣もあり……」
(いい加減大和フェチが高じておかしくなっている手塚)
手塚「しかし、やはり、他人に自分の顎を触られるというのは……どうかと……
気持ちは解るのだが、大和部長が許してくれるかどうか……」
(僅かに眉をしかめる手塚)
大和「おや? 僕の髭に触りたかったんですか? 手塚君……」
(タオル一枚で湯上り大和登場。注:サングラス着用)
手塚「!!! ぶぶぶぶ部長!!!!」
(思わず飛びのく手塚)
大和「いやあ、いいお湯でした〜。目の保養も出来ましたしね〜。
ああ、質問なんですね? 構いませんよ〜。
むしろ、女の子に触ってもらって『キモイ』とか『痛い』とか罵られるのが目的のよーなもんですから〜
さあ!! 是非!!
(息を荒げる大和)
大和「あ、手塚君、先に触ります?」
手塚「い、いや、俺は、その……」
(顔を首まで赤くする手塚。大和と顔を合わせられない)
手塚「す……すみません……!!!」
(そのままダッシュでどこかに去っていく手塚)
大和「……て、手塚君……? 僕何か酷いことしました……?
待ってください〜!! 手塚君〜!!!」
(手塚を追う大和←自分に向けられた好意には割と鈍感なタイプ)
越前「………………」
(ダッシュで逃げていく手塚、それを追う大和を見送る浴衣姿の王子@お風呂上り)
越前「不二先輩といい、大和さんといい、部長の男の趣味悪すぎッス……
どーしてあんな変態ばっかり……まだまだだね……」
(越前、大きく溜息)
A.「お気の召すままどうぞ(本望みたいです)」
越前「……誰もいなくなった、から、俺が司会?
……ま、九月いっぱいは質問大募集みたいなんで、よろしく」
(風呂上りのファンタを飲みながらやる気のない王子。流れるエンディングテーマ……)
越前「……あと、これだけ。風呂場じゃ、何もそーゆーのなかったから。手塚部長のことばっかり聞かれたよ。
……つーか、ただ見られてるだけってのも、かなり恐かった……
なんであの人、風呂場でもサングラス着用なんだ……」
(風呂場の事を思い出して思わず身震いする)
(*当サイト、青学の柱つながりに関しては原則的に非ホモなんです……)